最近観た映画レビュー「呪詛」

2022年の台湾映画です。1時間51分。Netflix限定配信。

恐ろしい呪いに娘を失うことを恐れ、その恐怖に立ち向かうべく、ルオナンはカメラを回し、自分の過去を語り始めます。

呪詛 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 

ここ数年で観たホラー映画の中で一番です。最初から最後まで怖い。

ファウンド・フッテージ(※)の手法を用いながら、ある禁忌を犯した主人公の過去と現在を追体験できる映画です。

(※ファウンド・フッテージ・・・映画(やテレビ番組)のジャンルの1つで、モキュメンタリーの一種。撮影者が行方不明などになったため、埋もれていた映像という設定のフィクション作品。ファウンド・フッテージ - Wikipedia

 

で、この映画、とある仕掛けがされていて、それがもう・・・・・・怖い! こればっかりは、実際に観て体験してみてくださいとしか。

皆さんも一緒に、「ホーホーッシオンイー シーセンウーマ」と唱えましょう!!

 

各レビューサイトでもかなり評価が高く、納得の作品です。

人によっては「一つ一つのホラー要素はそこまで怖くないが、最後が怖かった」との感想を持つようですが、私は最初から最後までずっと怖かったですよ。アジアンホラーの傑作だと思います。

今回はここまで。

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最近観た映画レビュー「エスター ファースト・キル」

2022年の洋画です。1時間39分。

2009年「エスター」の続編です。ストーリーとしては前日譚にあたるのかなと思います。あらすじを載せるだけで前作のネタバレを含んでしまうため、省略します。

 

以下は前作「エスター」のあらすじ。

死産を経験し、その悲しみから立ち直れない女性。見かねた彼女の夫は、養子を取ろうと提案する。そして夫婦は孤児院でエスターという少女と出会い、養女に迎え入れるが、それを境に周囲で奇妙な出来事が起き始める。エスターは、恐ろしい本性を隠していた。

エスター (映画) - Wikipedia

 

前作は素晴らしかったです。初見の時は「いい映画見つけた!」と軽く興奮したのを覚えています。前作は、謎の養女「エスター」にまつわる不穏な出来事の数々や、衝撃の事実を、里親である主人公の目線から追体験できるものです。子供に関するあるトラウマを抱える家族が、その傷を癒やすために養子をとったものの、その養女には恐ろしい事実が秘められていて・・・・・・といった具合です。終盤、その「恐ろしい事実」を知った時、点と点が線で繋がって、「こ、こわー・・・・・・」と思えます。

さて、今作ですが・・・・・・。うーん、何を見せられたんでしょうか。

前日譚であるので、エスターの本性につては既知のものとして進みます。そうすると、「エスター」の醍醐味である「どんでん返し」的な展開が、エスターの本性という点からは見い出せなくなるので、おそらく制作陣は意図的に、別の部分から「意外性」を導き出しています。その「意外性」が・・・・・・なんかこう・・・・・・しっくり来ないというか。「はあ、そうですか」という感想しか持てませんでした(致命的じゃねえか)。

前作だと、まず主人公に感情移入させ、(感情移入しているからこそ)不安な気持ちになり、劇中に散りばめられた不安要素を終盤に回収して視聴者に理解をさせる。こういう組み立てだったのかなと思います。

今作は、エスターを主人公としており、特段感情移入させるようなストーリー展開でもないので、没入することもなく、ひやひやと不安になる要素も薄いです。なので、「実はこうだったぞ!さあどうだ、怖いだろう!」と言われても、「フーン」以上の感想を持ち得なかったです。。

良ホラーからB級サスペンスに型落ちしちゃった感じです。とても残念。

私は前作の評価が高かっただけに、結構残念な気持ちになってしまったのですが、ポップコーンとコーラを片手に観るのには丁度いいんじゃないでしょうか。

やっぱりね、続編が前作を上回ることってなかなかないですよね。。ターミネーターが超例外なんだよなあ。

今回はここまで。

最近観た映画レビュー「岬の兄妹」

2018年の邦画です。1時間29分。

とある地方の港町。足に障碍を抱え、リストラされたばかりの兄・良夫は、自閉症の妹・真理子と2人暮らしをしていた。妹の失踪癖に手を焼いていた良夫はある日、夜になっても帰ってこなかった妹が町の男に体を許して1万円をもらっていたことを知る。そして、良夫は罪の意識を持ちながらも、生活のためにと妹に売春をさせ、自ら客の斡旋を始める。

岬の兄妹 - Wikipedia

 

おだやかな休日の昼下がり、ふと観ようと思って観ました。そして後悔しました。結論としてはガチ鬱映画で、視聴後しばらく陰鬱とした気分になってしまいました。

上記のあらすじにも「足に障碍がある主人公」「自閉症の妹」に「売春をさせ」と、不穏なワードが散りばめられていますが、その不安な気持ちを裏切ることなくストーリーが展開していきます。視聴者が大体「こうなったら最悪だなあ」と過ぎったものは大体映画の中で実現します。恐ろしい。

また、映像的にもかなり生理的に気持ちが悪くなる(褒め言葉)要素が詰められていて、視覚的にもガッツリとダメージを与えてきます。例えば、障害者同士の(金銭の授受を前提とした)SEXの描写などなど。

で、この映画で一番驚嘆したのが演技です。特に、自閉症の妹役「和田光沙さん」の演技が圧巻。調べてみたところ、これで女優賞を受賞しているそうな(第34回高崎映画賞で最優秀新進女優賞)。超納得。

多分ですね、この映画を観て陰鬱な気分になるのは、彼女の演技をして視聴者に「可哀想」とか「非道い」と思わせるからでしょう、と個人的に思っています。それだけ彼女の演技が「本当に障害のある人のように見える」んですよ。つまり、「障害のある妹に、こんなことさせるなんて!」と道徳的・倫理的な感覚をさかなでられつつ、兄妹を取り巻く状況を鑑みるとどうしようもなく・・・・・・やるせない気持ちでいっぱいになります。これって、演技がどうしようもない人がやってたら、そう思わないんじゃないかなと。それほど凄いです。

ということで、鬱々とした気分になりたい人には超オススメです。

真面目に言うと「邦画で良質なものが観たい」っていう人に推せます。世の中で言うところの「有名俳優・アイドル」とかは出てないですが、演技派の演技を体感できます。

今回はここまで。

ブログ再始動

先週、ブログを開設致しました。

これからブログを更新していこうと思います、よろしくお願い致します。

ネットに触れたり、何かを発進するのってすごく久々で、

先週ブログを開設したのに更新の仕方が分からなくて難儀する位でした。

ので、至らない点多々あると思いますがご容赦ください。

 

このブログは、青春らしい青春はとうに終わり、日ごとに老いを感じながら生きる管理人の鬱憤晴らし日記です。

 

管理人名ですが、昔やってたネトゲのハンドルネームで「asa」にします。暫定的に。

10代後半にかけて青春の全てを捧げた(捧げすぎて浪人した)ネトゲの名前なので、割と愛着があります。

で、ブログタイトルですが…これも昔のタイトルを流用して暫時「ききじじ」にします。いい案あったら変えます。

更新は…比較的気持ちに余裕が出来る金曜、土曜に出来ればと思っております。

 

今回はこんなところで。次から色々思ったこと書ければ。

はじめに

当ブログの概要、目的、今後の方針について記載致します。

 

≪概要≫

管理人の鬱々なる日々や鬱々なる考えを徒然なるままに書き連ねるブログになる予定。

 

≪目的≫

日々の鬱憤晴らし。

お付き合い頂ける方のみよろしくお願い致します。

 

≪今後の方針≫

・いくつか記事を書き溜める。

・ブログ名・管理人名の決定。

 

以上、どうぞよろしくお願い致します。